自社で農場を持っているという居酒屋のワタミ。
どれだけのことをやっているのだろうと興味があったので、ワタミファームの見学に行ってきた。
普段は300名くらいの応募ところ今回は500名近く。
運良く選ばれての参加。
今回見学するのは千葉県の山武にある農場。
バスで迎えてくれたのは、社長、社長室所属の社員と気合いの入った陣容。
社長の武内さんは気さくな感じで話も面白かった。
私企業、というか、今まで農業に縁もゆかりもない人が農業に参入するのはかなり難しいことだそうで、かなり苦労されたとのこと。
今は山武で周辺の農家と協力しながら有機栽培に取り組み、ワタミグループを始めとする外食産業や小売店へ出荷しているとのこと。
有機栽培だと歩留まりが悪く、利益を出すのは大変みたいだ。
農場につくとワタミファーム山武農場で働く人たちが迎えてくれた。
年齢層はかなり若い。
農場について説明を聞いた後、班ごとにわかれ収穫の体験。
ダイコン、丸レタス、コマツナ、カブなどを実際に自分で収穫し、それをお土産として持たせてくれる。
なんかお得。
収穫が終わると今度は昼食会。
ワタミファームで働く人、その家族などかなりの人たちが協力して準備してくれていた。
メニューは全て有機のものを使っている。
タマゴとアイスに有機のJAS認定マークがついているのはワタミファームだけとの話。
お金に換算するのもいやらしいが、ここまでこだわったメニューを外で食べるとなるとかなりの金額になりそうだ。太っ腹。
昼食後は、堆肥と肥料の説明など。
家庭菜園をやっているので、参考になる点も多くためになった。
ここまでお金、手間暇かけてまで体験ツアーをやっているのも、少しでも多くの人に有機野菜のことを知ってもらいたいからだろう。
大変だと思うが、続けていってもらいたい。
実際に自分で農薬も化学肥料も使わずに野菜を作ってみれば、スーパーで売っているようなきれいで形の整った野菜がそう簡単に作れるものではないことはすぐにわかる。
みんなが見た目がきたないのはイヤだから、虫に食われたものは気持ち悪いからときれいな野菜を求めれば求めるほど農薬がどんどん使われるようになる。
それが環境に、人体にどれだけ悪影響かというのは話が大きくなりすぎるし、議論が紛糾しても困るので触れないが、実際に自分の口に入れるものがどのようにして作られているのかということを考えることは大切だと思う。